9時 病院から緊急の呼び出し

9時に病院から電話があった。
「病院には何時ごろ来れますか?」という話で、
「5分から10分で行けます」と話して電話を切る。
昨日の先生の話では、
「炎症を起こすと2日ぐらいで亡くなる場合が4%の確率で起こります。」という話が脳裏にテロップの様に流れていく。先生曰く「私が今までの経験でいうと大体2.3名でした」とそれに大当たりしたのか。
病院に行きエレベータを待っていると、看護師の人がすでに乗っていて足の悪い老夫婦と一緒に乗る。やたらの遅い上昇を感じながら病室の5階で降りる。昨日説明してくれた看護師さんと廊下ですれ違い、電話で至急来るようにと言われてと話すと、一瞬慌てたように右左をみて病室に案内しようか、どうしようか迷っているようだったが、
「談話室で待っていてください。」といわれ談話室の机の上に置いてあった朝日新聞を座って読みながら待っている。今ここで慌てても私にはどうしようもないが、新聞の文字がなかなか読めず、週刊誌の見出しを追いながら気を紛らわす。
看護師さんが来て
「結論から言うと問題ありませんでした。」といわれホッとした。
緊急の電話の理由は、朝の血液検査でいつ死んでもおかしくない状態、心臓が止まってもおかしくない数値だったので電話しましたと。最初は看護師が採決をして、値が以上だったので私のところに電話と、今度は先生が動脈から採血をして再検査に回し、問題なかったと判明したようだ。
原因は、
左腕の静脈に点滴をしていて、その上の静脈から採血をしたので、点滴の数値が表示されてしまい、ありえない数値が出てしまったそうだ。よかった。しかし、夜中に鼻に入っているチューブを引き抜いてしまったので胆管が正常になっているかがわかりにくいが、今のところ大丈夫だという話だった。説明を聞いているときに榮美子さんから携帯電話に着信があり、「なんだかあわただしくて何が起きているかわからない」という電話だったので、「今病院にいるからあとで行くね。」と電話を切る。
病室に行くと、3日間も何も食べていないので、おなかが減ったという。元気な証拠だよ。食欲があるのは、、、、また、鼻に細いチューブを入れて取らないようにミントの手袋をして寝ていたが、邪魔くさいからと言って自分で夜中に取ってしまったという。昨日あれほど触らないようにと話したのにと説明すると「そんな話聞いてない。今初めて聞いた」と都合の悪い話はいつも「聞いてない」「知らなかった」で終わってしまう。

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